久々の更新の愛彩です。
すっかり寒くなってしまいました。
私もいよいよ暖房の準備などをしていますが、風邪など体調を崩す方もでているようですので注意してください。
さて、私の住んでいるところではすでに雪が降って家の周りにまだ雪が残っていたりするのですが、こんな日はあったかいスープでも食べたくなります。
そんなわけで今日は世界3大スープの一つといわれるウクライナ発祥の具沢山スープ、ボルシチを作ってみましょう。
ロシアの家庭料理になっているボルシチは日本の味噌汁のようなもので各家庭によって作り方も様々。地方ごとの特色もありレシピも何百種類もあるそうです。
ちなみに大きくわけると
具を細かく切る ウクライナ風
ハムやソーセージを入れる モスクワ風
大きな具を楽しむ シベリア風
などだそうです。
共通しているのはビーツを使ってサワークリームを添えて食べるということ。
今回はウクライナ風のレシピを元にアレンジしたレシピです。
ウクライーンスキー ボルシー (ウクライナ風ボルシチ)
牛肉 250g
トマトジュース 1/2缶
ブイヨン 1600cc
A
キャベツ 160g
じゃが芋 2個(煮込むと煮崩れてスープに濃度がついたりすることもあるのでお好みで)
人参 1/2本
セロリ 1本
玉葱 80g
バター 40g
ローリエ 1枚
ニンニク(すりおろす)1片
りんご 中1個(りんごがなかったり甘みが少ないときははちみつか砂糖で調節してください)
ビーツ 1缶(最近は北海道産や長野県産のフレッシュビーツが売ってることもあります)
大豆など(茹でたもの)40g
塩 大匙1
赤ワインビネガー 少量
胡椒 少々
サワークリーム
1.Aの野菜は皮をむき1cm角に切ります。
2.牛肉は塊の場合はスライス、バラスライス等を使う場合は食べやすい大きさにカットしてください。
3.鍋にバターを溶かし1の野菜を炒めます。
4.1の肉をブイヨンで煮込みます。(市販の固形や顆粒のブイヨンを使う場合は塩分がけっこうあったりしますので塩の量を調節してください)
5.4にトマトジュース、おろしにんにくを加え、りんごもすりおろして加えます。
6.ビーツを千切りにして加えます。(缶詰のものは千切りにし難いので適当な大きさに。)
ビーツが沢山あるときは半量を少量のビネガーとともにジューサー等にかけて加えると色がきれいな真紅になります。
7.大豆を加え塩コショウで味を調えます。
野菜が柔らかくなったら火を止めて1時間〜1晩くらいおくと美味しくなるのですが、すぐに食べても大丈夫。
サワークリームと一緒に盛り付けてください。
野菜は季節やお好みで好きなものを入れてくださいね。
よくボルシチとミネストローネの違いを聞かれるのですが、日本で混同されてしまっている理由は日本に洋食屋さんができ始めた時代。日本ではじめてボルシチを売り出した都内の洋食屋さんが 当時日本ではビーツが手に入らなかったためトマトを使った赤いスープをつくりました。これが一般に広まってしまったためミネストローネ風のものに牛肉のはいったトマトスープがボルシチとして定着してしまったとか。
今でも老舗のお店とかではトマト味の強いボルシチが残っています。
ちなみにロシアではボルシチにトマトを入れることすら賛否両論があるそうで…。